今年も無事にビザの更新が完了しました。例によってまず就業証、それから居留許可証という流れでした。
去年の新規発行に比べて格段に簡単でした。特に市政府に入ってる工商局に行かなくて済むのが楽でした。去年は工商局のPCのワードのバーションと自分のワードのバージョンが合わなくて、フォントが違うと何度も書類を戻されて苦労したのが思い出されます。
中国ITビジネスの記録
今年も無事にビザの更新が完了しました。例によってまず就業証、それから居留許可証という流れでした。
去年の新規発行に比べて格段に簡単でした。特に市政府に入ってる工商局に行かなくて済むのが楽でした。去年は工商局のPCのワードのバーションと自分のワードのバージョンが合わなくて、フォントが違うと何度も書類を戻されて苦労したのが思い出されます。
今日は1日に2人も起業家と出会いました。
1人は無錫で30年も仕事をしているベテランの方ですが、最近あらたに点検設備の開発と部品の貿易の仕事を始めたそうです。キャリアの途中で会社員生活をやめて友人と一緒に会社を立ち上げた後、それぞれの興味の対象がことなり独立して今は別々にやっています。
もう一人は日系IT企業のND社を退職したのちにITコンサルティングをしている方。主に昔の取引のあとの日系企業へのコンサルティングを続けながら、中国でのこれからのCRM・ERPの流行に乗って会社を成長させようと考えています。
私の周囲ではこのようにIT企業を退職して会社を立ち上げている人が非常の非常に多くて、まさに起業大混乱時代です。
上海、広州などのみならずここ無錫のような街でも現在たくさんの創業支援センターができており、どこにそんなに創業企業が市場を開拓する余地があるのか、ますます競争が激しくなって共倒れしてしまうのでは、と少し不安になるところです。
以前無錫のマイクロソフトで大変仲良くしてくれた営業の女性が今度は無錫の阿里雲創業基地(アリクラウドインキュベーションセンター)で営業担当になりました。なかなかやり手の担当者でアリクラウドのブランドの元今後いろいろなプロジェクトを手に入れそうです。
私の会社に関しても親身になってアドバイスしてくれ、成長を応援しているので、ぜひWIN-WINの関係になりたいと思います。
彼女の会社はやはりアリクラウドの製品を前面に出すことが大きなステータスとなりますので、では最近出てきたアリクラウドのIoTのデモをできないかという話になりました。実は以前 Microsoft Azure のIoTを少し試したことがあるので、おそらく基本的な概念は一緒だろうと。
とはいえ日本語でも情報が見つかるWindows Azure IoT の比べて、アリクラウドの方は全部中国語、はたして同じくらいの時間でできるか、ちょっと始めてみないと不安です。。
今回無錫ビジネスネットの開設でWeChat公式アカウントを利用します。実は2年前にも弊社でWeChat公式アカウントを作成したことがあるのですが、あまり利用方法が見つからずに放置していました。久しぶりに新規作成したらだいぶルール等が変わっており、現在も変わり続けています。ネット上で検索して出てくるものも、半年前の情報だとすでに現在のルールに合わない、、などということがあって大変です。
こちらは昨年のWeChat公式アカウント 購読アカウントとサービスアカウントの対象表です。
サービスアカウントは購読アカウントの上位という位置づけで様々なカスタマイズ機能が付いています。
よく利用するのが公式アカウントの下にあるメニューのカスタマイズ機能ですが、2015年12月からは、購読アカウントでもメニューのカスタマイズが使えるようになるなど、まずはサービスアカウントで機能を開始してから、購読アカウントでも徐々に機能を追加するという動きになっているようです。
また認証しているかしていないかでも機能に差が出てきます。下の表は比較的新しい表で、左から未認証購読アカウント、認証済み購読アカウント、未認証サービスアカウント、認証済みサービスアカウントの順に並んでいます。
つまり上の表にある裏のAPI、ホームページとの連携や他のシステムにデータを流すなどの機能はすべて認証済みサービスアカウントのみで可能なようです。現段階では。
無錫ビジネスネットは有志による団体による活動ですが、認証は必ず身分証か会社の営業許可証が必要なので、取り合えず弊社の名前で認証しています。(実際は公益団体や政府系団体などさまざまな団体で認証が可能なようですが一般に得られる情報だけではあまりそういうことができなさそうです。)
WordPressは大変便利なブログ・Webサイト作成ツールで弊社でもよく使用しています。中国にはたくさんWebサイトを作成する会社があってかなり安く作ってくれるのですが、外部のWebサイト作成業者に依頼した場合は、コンテンツの追加や新しい機能の追加などで不自由になってしまう恐れがあるからです。
面白いのが、ここ中国でもユーザー企業のIT担当者であるとか、ITエンジニアの人たちはみんなWordpressを知っているのですが、実際にWordpressを作成してWebサイトを作成しますということを前面に押し出している個人または中小レベルの企業はほとんど見受けられません。日本ではフリーランスWebデザイナや小さくて技術力のあるWeb作成会社はほとんどWorpdpressを使っているのとは対照的です。
ここ無錫でもそうなのですが、すでに中国全土でWebサイト作成会社が飽和しており、とくに工業化が進行中であった5年から10年前に多くの頭のいいIT技術者が各地でWebサイト作成会社を立ち上げて、多くの国営企業、私営企業のWebサイト作成を手掛けています。
そのような会社はメインテナンス料だけで十分な収入があり、また十分にWebサイト作成の実績があるので、新しいWebサイトも格安で請け負い、コピーと簡単なカスタマイズで納品し、あとはメンテナンス料で収入を増やしています。
日本でもJIMDOやWIXなど自分で作成できるWebサイトサービスがたくさんありますが、中国にはそれ以上に大量のWebサイト自動作成サービスがあります。たとえばALIや西部デジタルなど大手IDCの中にもそういうサービスが提供されているので、WordPressのように若干技術レベルを必要とされているサービスを使う必要がないのです。
中国でのSEOの効果が限定的であり、中小企業はWebサイトを中心としたネットマーケティングというのがそもそも難しい状況であり、WeChatやタオバオなどを駆使していかなければなりません。そうすると中小企業の投資においてWebサイトは要求がそもそも低くなってしまい、あればいい、名刺代わりになればいいという程度になってしまします。WordPressのメリットはテンプレートと多くの機能によって常に新しいデザインのWebサイトを簡単に維持できることがありますが、そもそも中国の企業に会社オフィシャルサイトがそのように高品質であることへの要求が小さいのです。